三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛26
買い出しを済ませて手を繋いだまま、花火が見える川沿いの土手へ向かった。
なるべく人気の少ない所を選び、並んで腰かけた。
「そういえばさ、林でお前が噛みついたとこ赤くなってない?」
「どれ?見せてみ」
俺は浴衣の衿をぐいっと引っ張り鎖骨を出して隆二に見せた。
「甘噛みだからちょっと赤くなってるだけだよ」
「唾つけとけ」
隆二はそう言うと缶ビールを取りだして俺に手渡した。
「あん時の声…」
「ん?」
「よくあんな甘ったるい声出るな」
「覚えてないし、蒸し返すな」
「もいっかい聞きたい」
隆二の手を強く握った。
「天狗ちゃんの頭ん中は、24時間そればっか」
隆二が口を尖らせて言う。
「いーだろ別に…好きなんだから」
「え?俺のカラダが?」
「ちげーよ!…お前のことが」
「…」
あれ?今キュンとしたろ?
「どんなに口説いてもダメ❗」
「今日はもうしないよ!諦めな‼臣天狗」
「ちぇっ…」
つづく
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2018.08.28 01:26
2018.08.27 12:14
2018.08.27 10:47