三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛⑱
「天狗ちゃん、俺これにしよーかな?」
「うわ…こえーよ💦」
隆二は狐のお面を指差している。
「そっか?んじゃやめとく」
あれ?素直に引き下がった。
「臣のさぁ…あのウサギのお面、売ってたらいーのにね」
「余計に怖いわ…」
「あの容赦しねーよって面構え、臣そのものじゃん」
さっきからチクチクとイヤミ言われてるよ…俺
「じゃ、これにする」
「え?…それじゃ気分出ねーよ」
「気分?いらねぇし…」
「なんでだよ?」
「もうしねぇもん」
「……」
「おじさん、これください」
今夜は一回きりでおしまい?
お前、まだなのに?
サラサラと風になびく隆二の金髪を後ろから眺めている。
気持ちよかったなぁ…
もっとヤりてぇ…
そんなことを悶々と考えていると、隆二がくるっと振り返った。
アンパンマンのお面をつけている。
チビッ子達の人気者をどうこうする気にはならない。
「どう?可愛い?」
「はいはい…可愛い可愛い」
「どうでもいいって感じだな」
「つぎ行くよ」
隆二から手を繋いできた。
わさわさと慌ただしく指を絡め、恋人繋ぎしてくる。
俺は慌てて天狗の面をつけた。
つづく
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2018.08.17 13:31
2018.08.17 13:28
2018.08.17 10:41