三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛⑨
プイッとそっぽ向いて隆二が先に歩きだした。
「隆二‼待てって」
臣が追いかけようとすると、
「あれ?お兄さん、金魚いらないの?」
金魚すくいのオヤジが声をかけた。
「あ、ごめんね‼うちのやつ怒らせちゃって…」
「俺らの分、隣のボーヤにあげて」
臣は隆二の後を追いかけて人ごみに消えた。
「うちのって…兄ちゃん達、付き合ってんのかな?」
「あれ?あいつどこ行った?」
隆二の姿はどこにも見えない。
「しまった、見失っちった…」
「おっと!兄ちゃん、肩ぶつかったら何て言うんだっけ?」
縁日で賑わう通りから少し奥に入った林の中で、隆二は三人組の怪しげな男達に囲まれている。
「わりぃ…」
「は?ごめんなさいじゃねーの?普通」
隆二は険しい表情になった。
つづく
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2018.08.07 03:49
2018.08.07 02:43
2018.08.06 14:06