三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 41』
しっかりと防寒着を着込んで外に出た。
ガラスイグルーには今夜も一泊するから、荷物はそのままにしてある。
ホテル周辺の道路は整備されてるけど、少し凍結していて滑りやすい。
スマホと財布だけ防寒コートの内ポケットに入れて、手を繋いでゆっくり歩く。
ホテルのエントランス棟近くに、赤いメルヘンチックな建物
“サンタ・オフィス”が見えてきた。
この正面からツアーバスに乗り、
今日はフィンランド第3位の広さを誇るイナリ湖まで行くことにした。
ラップランド民族の歴史や資料が展示してある博物館もあるし、
湖畔の散策も楽しめそうだ。
薄明かりの空。
一日中登らない太陽。
昨日は満点の星空だったし、今も雪は止んでる。
急に天候が変わることもあるのかな?
まぁ、そん時はそん時で考えりゃいいさ。
スケジュール通りにいかないツアーも楽しいもんだ。
二度目のフィンランド、
結構安易に考えていた。
自然は時に、何の前触れもなく、牙を剥くことだってある。
その時は、そんなこと思ったりもしなかった。
ただただ、相方の手から伝わる温もりを感じながら、
昨夜の濃密なSEXの余韻に浸っている自分がいた。
つづく
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