三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 17』
「んん…ちゅ…あ、明日、どこ泊まるんだっけ?」
「ん…明日は移動で、明後日にサーリセルカってオーロラリゾート」
「オーロラ見れんの?」
「うん、ガラスが張り巡らされた部屋で、運が良ければ寝ながらオーロラが見れるんだ」
「…ロマンチックだね」
「忘れられない夜になるぞ」
「…今夜だって」
「交われなくったって、臣と一緒なら」
「…特別な夜だよ」
嬉しいことを言ってくれる。
天邪鬼が一転してこれだから、
飽きさせないよな、お前って。
出来るだけ優しく“隆二”に触れた。
「あ…刺激しないでよ、ティッシュ近くにないし…」
「触れてるだけだ」
「でも、ほら」
「俺に愛して欲しいって言ってる」
「大人しく寝ろよ、“俺”」
「自分に言い聞かせてんのか?ウケる…」
「笑うな!明後日しよ、臣」
「ん…」
「あーあ、早く明後日になんねぇかな…」
「まだ朝にもなってないのに?…ふふ」
こんなたわいの無い会話をする二人だけの時間が、
堪らなく愛おしくて、
とても大切で、
永遠にこのままでもいいって、
本気でそう思えるんだ。
つづく
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2021.01.08 04:48
2021.01.08 03:06