三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 ⑬』
あっという間にヘルシンキに着いた。
早すぎる。
ちっともイチャつけなかった。
「うー、寒いね」
「今日はマイナス2度ってとこかな」
「臣、最近来たばっかだもんね。可愛い女優さんと」
「現地に着いて、また別の絡みを蒸し返すなよな」
「服、買いに行こうよ!さみぃ」
「お?うん。早くしねぇと、次のフライトまで1時間ちょいだ」
「こっからまた移動すんの?」
「お前あんだけ一緒にプラン練ってたのに、ツアー内容まで吹っ飛んじゃったのか?」
「…覚えてるけど、次どこだっけ?」
「ロヴァニエミ、サンタクロースの町だ」
「そうそう!ホンモノのサンタ見たいって言ったの俺だね!」
「んじゃ早く行こ!スノースーツとかの方がいいかな?」
「ダウンと防寒ズボン、帽子に厚めのマフラーに手袋。
スノースーツはいらないけど、スノーブーツは買っていこう」
「詳しいね」
手を取る前に、俺がしてきたマフラーを奴の首に巻いてやった。
「ありがと」
「ん、手ェ貸して」
「はいよ」
しっかり掴んで離すなよ。
…って、俺が言うなってか?
「よし!行こう」
つづく
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