三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 ⑩』
「んがっ…!?」
え!?
俺、寝てた!?
今、カクンッとなって目が覚めた。
ずっと手を離さないって決めてたのに。
しまった…
酒が入って気持ち良くなって…
いつ眠ったんだろ?
左手は…
自分の足の間に挟んである。
左側を向くのが怖ぇーよ💦
いや、ここは気遣いの奴のことだ。
『臣、昨日寝てないって言ってたもんね 』
『 いいから、もっと寝てな。着いたら起こしてやっから』
…って、言ってくれるに違いない。
首だけ回して隆二の方を見た。
ウソ…
まだ食ってる。
もしゃもしゃとよく動く顎。
髭も一緒にもしゃもしゃ、もしゃもしゃ…
か、可愛い…
げ…💦
目はこっちを睨んでいる。
…怒ってんじゃん!
「おー!起きたか?臣」
「2時間も爆睡してたぞ!よく眠れたか?良かったな。なんならもっとくたばってろ」
もごもご言いつつ、よく喋る。
2時間もずっと食ってたのか?
コホン💦
軽く咳払いしてから返事した。
「ごめん、つい、うとうとして」
「つい!?ついなんてもんじゃなかったぞ。壮大な夢見てたろ?軽く寝言言ってたな!
オリオンの騎士がどうしたとか、アイテムは5個までしか持っちゃいけないだとか、
ここでセーブしとこうとか…」
「あれか!?ロールプレイングタイプの夢か?…ったく壮大だな!じゃあ、おやすみ」
つづく
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2021.01.16 10:35
2021.01.16 10:10
2021.01.01 19:15