三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 ⑥』
翌日、ホテルのフロントでチェックアウトしている時に着信が入った。
健ちゃんからだ。
「もしもし」
「隆二か?直己さんと一緒におるん?」
「健ちゃん、どしたの?急に…」
「直己さんなら先に立ったよ」
「マネージャーはおるんか?」
「うん。東京まで一緒」
「そっか。隆二帰ってくんの羽田やんな」
「そーだけど」
「そっから用事あんの?」
「東京帰ってから?別に。フリーだけど」
「そしたらな。羽田空港のダイヤモンドプレミアラウンジで待ってるから来いよ」
「いいけど。どこ連れてってくれんの?」
「それは会ってからの楽しみでな!そしたら切るで」
「うん、わかった」
あれから臣の着信も入ってないし、一人でいて、ロクでもない事考えてるより、
健ちゃんといる方が…
「隆二さん、タクシー来ました」
「はーい」
臣…
朝まで収録だったのかな?
今日は健ちゃんと遊んで…
明日は臣に会って、ムダにしてしまった旅費も払って、
きちんと謝ろう。
ホントはさ。
名古屋まで追っかけてきて欲しかった。
俺…
やっぱ天邪鬼だよな…
それも、臣に対してだけ限定の天邪鬼。
『そんな俺様に惚れてんだろ?』
あの揺るがない自信は、一体どこから来るんだか…
つづく
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2020.12.28 03:06
2020.12.28 02:49