夢小説♡臣隆特別編「天空の戯れ」①



ここはマカオにそびえ立つ
最高級ホテル「モーフィアス」。

ギリシャ神話"夢の神"から名付けられたそのホテル最上階には、
一面にプールが広がっている。

"天空のプール"

ギリシャの人々が目にすれば、
神々に近い水の楽園だと、
歓喜の声を上げ、崇めいただろう。

プールサイドに腰掛け、
ワイングラスを傾けながら恋人を待つ。

それにしても遅すぎる。

ここに上がる途中で、
真っ赤なドレスを着た淑女に
目を奪われて浮気してるんじゃないか?

関係をするだけが浮気とは思わない。

隆二にとっては相方が、
”女性に目を奪われた”行為すら、
浮気に値するのだ。

そんなに束縛するタイプだったっけ?俺…

そんなことをあれこれ考えていると、
奴が慌てる風でもなく、
ゆっくりとプールサイドにやって来た。

ヒョウ柄のガウン。

下は黒の海パン一枚。

真っ直ぐこっちを見ないで、
薄笑みを浮かべて左右に視線を散らしている。

視線の先にいたビキニの女性達は、
あの舐めるような視線に総崩れだ。

わざとだろ?それ…

俺をヤキモキさせたいんだ。

臣は…


to be continued…



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