『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生⑲)
「せっかく2人でいるのに、意地悪な隆二さん」
え!?
俺、何も言葉にしてないのに…
これは乃愛が見せる夢だから、俺の心の声まで聞こえるのか?
「あ、そういえばさ」
「なぁに?」
「さっき俺たちカフェに居なかったっけ?」
「ん?いたよ。待ち合わせしてたの」
「そん時にね。確か”パパ”って声掛けてきた青年がいた様な…大学生くらいの」
「あれね」
「たぁくんよ」
「たっくんだって!?」
驚いた…
「成長したたっくんと合わせてくれたの?」
「私からのプレゼント」
「乃愛、乃愛お願いだから、もいっかいたっくんに合わせてくんないかな」
「俺、よく見てなくって…」
「ん~…どうしよっかな」
「お願いだから、ね!乃愛」
「ん~とね、じゃあ次のデートの時でいい?」
「え?今じゃダメなの💦」
「今日はダメ」
「だって、もう帰ってくる頃だもん」
つづく
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