三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 ①』
あの時、俺はまた奴に恋したんだ…
楽しみにしていたフィンランドへの旅。
待ち合わせ場所に、アイツは来なかった。
「なぁ、隆二知んない?」
LDH事務所に入ると、台本片手にブツブツ言ってるがんちゃんが居た。
「こぇー顔して、何かあったの?」
しまった…
思いっきり表情に出てたか。
「いや、昨日飲みすぎて頭がスッキリしないだけさ」
「隆二さんなら映画の舞台挨拶で名古屋でしょ?」
「あ、そうだったな」
「それよかさ。見たよ!新曲のアレ」
「ああ」
「相変わらず臣さんのラブシーンって、ねっとりと後引くよね」
「そうかな?俺はまだまだ納得いってないんだけどね」
「あれ以上どうするってゆーの?」
「MVの枠超えてシネマじゃん、それ」
屈託ない笑顔で返すがんちゃんを見ながら、事務所に備え付けのコーヒーをカップに注いだ。
ひとくち飲んだら頭の中が冴えてきた。
「そういえばさ。MVの配信って15日だったよな?」
「18時でしょ?」
「まとまった休みが取れた初日だったから、俺実家で見たよ」
隆二にすっぽかされて、空港で待ちぼうけくらった日だ。
カップをデスクに置き、LINEを開いた。
アイツ…既読にもならない。
「いつ帰ってくるんだっけ」
「隆二さん?」
「ん」
「FNSまではフリーでしょ」
「そうだった…」
「変なの。直接聞けばいいのに」
「…だよな」
もしかして、怒ってんのかな?
アイツ…
つづく
随分とお待たせしてしまって大変申し訳ありません。
「冬恋」再投稿します。
内容はリアルと異なり、少しタイムラグがあります。
アメブロでは、しばらく三代目♥夢小説「NAOTO編」の再投稿が続きますので、
「冬恋」はAmebaOwnd限定での公開になります。
リアルタイムでの妄想になりますので、
更新はゆっくりです。
いつもご愛読ありがとうございます。
6コメント
2019.11.17 01:54
2019.11.17 01:51
2019.11.17 01:50