レンタ彼氏『OMI39』

「まるで、恋してる時の目よ」



何も返せない。



サエコの屈託のない笑顔を見ていると、怒る気も失せてきた。



「ねぇ、どうだったの?レン彼」



「どうって…」



「希望のタイプ、あんたが惚れてる”登坂広臣にそっくりな人”ってカキコんだから、そこそこ似てたんじゃないの?」



サエコ、興味津々ね。



そっくりさんのレベルじゃない。



近くで綺麗な顔も眺めた。



登坂広臣そのものだった。



キスも…した。



朝までその腕に包まれて…



そんなこと、サエコに言えるわけない。



「そこそこ似てた」



「そうなんだ❗スゴいね、レン彼」



「料金支払うよ、いくらなの?」



「あ!いーのいーの。初回のキャンペーンての?お試し価格だったから」



「それでも何千円とかでしょ?」



「ん?ぶっちゃけ1000円。バースデイプレゼントにしちゃ安すぎよね?今日は私にゴチさせてね」



1000円?



あのクオリティで…そんなワケないでしょ?




to be continued…
















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