『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛②)
”殿方”と書かれた暖簾をくぐり、大浴場へやって来た。
脱衣場にそれらしき姿はない。
隆二は服を着たまま浴場の扉を開け、中を見渡した。
臣の姿はどこにも見当たらない。
「あれ?どこ行った?」
風呂あがりの男達が話をしている。
「外に露天風呂があるんだって」
「行ってみようぜ!」
「一度浴衣着ないとな」
「それ、面倒くせぇな」
また暖簾をくぐって通路に出てみると、露天風呂の立て看板があった。
案内に従って屋外に出た。
木の階段を降りていく。
途中、若い女性客とすれ違った。
「きゃ💦…隆二くん!?」
「…こんばんは!」
「握手してください!!!!!大ファンなんです」
「いいですよ」
二人の女性と軽く握手した。
「メンバーみんなで宿泊されてるんですか?」
「あ、いや💦プライベートです」
「私達もナゴヤドームの帰りです」
「ライブ、サイコーでした!!」
「ありがとう」
隆二は少し気になったことを尋ねてみた。
「あの、ひょっとして、露天風呂って?」
「はい?」
「混浴?」
「そーですよ!」
「マジで!?」
「あの、もう1つ聞いていいかな?」
「なんでもどうぞ!!」
「隆二くんからの質問って、なんかワクワクするぅ💦」
「あのね」
「はい?」
「うちの相方見かけました?」
つづく
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2019.07.04 04:07
2019.07.04 04:03
2019.07.04 01:57