ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島 mission14-③
西新宿の一角、タワーマンションの最上階。
都会のイルミネーションが一望できる窓際のデスクで雅がPCを操作している。
SPYから送られてくる映像で、蜜月島の様子が手に取るようにわかる。
「教授の方が技術が勝るとはいえ、さすがはボストン・ダイナミック社製…missionを忠実にこなしている」
映像データはSPYが勤務している日中のみで、夜の行動はわからない。
紅夫人の実家に伝わる媚薬、『ドラドラの実』の効果もあったようで、島にいる二人が親密な関係になっているのは確かだ。
「感のいいアイツのことだ。透明のドローンを飛ばしても良かったけど、念のためそれは避けた」
「より親密な関係になれば、昼の行動にも現れるだろう」
「欲しくて欲しくて堪らなくて、昼も夜もお構い無しに…くっくっ」
雅が悪魔のような笑顔を浮かべながら、マウスを動かそうとした時、インターホンが鳴った。
to be continued…
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2018.11.20 14:17
2018.11.20 12:05
2018.11.20 11:33