『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI42 三代目妄想劇場ショートストーリー
「臣、俺がちゃんと見てるからたっくん連れてってもいい?」
「ふぁに?」
「いーの?パーパ、やったぁ♫」
隆臣が両手を離し拍手した。
「やっと離した…」
臣は自分の上に乗っかっている親子を見て思わず吹き出した。
「なんだよ?」
「二人して髪、爆発してるし…笑」
「似た者親子には根負けするよ…
ったく」
「とーしゃん?」
「俺も一緒に行くから、隆臣はお家を出たらパパの手を離さないこと、
いいね?」
「はぁーい‼︎おとーしゃん、しゅきよ♫」
隆臣が首根っこに抱きついた。
「臣…ありがとね」
「重いから隆二は退きなさい」
「あっ…わりぃ!」
「とーしゃん、痛かったねー!」
「隆臣のちからだもん、蚊がとまったくらいのもんだよ」
「しょーなの?もいっかいしゅる?」
「だーめ!もうやめて 笑」
「ちゅまんなーい」
「お父さんはダチョウさんがいいな」
「んちゅー♫」
二人が軽くキスをした。
「やってらんない 笑」
隆二は笑顔でため息をついている。
「じゃあ、寝癖直して出かけるよ」
「とーしゃん♫ちゅっぱつしんこーだね!」
「そーだよ!坊主」
「ぼーずってなに?とーしゃん」
「あっははは…」
つづく
8コメント
2018.09.13 02:16
2018.09.13 01:58
2018.09.13 01:32