三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛22
浴衣姿のアンパンマンの登場に、行列の人々は自然に道を開ける。
隆二は真っ直ぐ歩いてきて大柄の男の肩を人差し指でトントンした。
「弱い者イジメはよせ‼︎」
意識して裏声を出し、棒読みで吐いたセリフを聞いて、少し離れた小高い場所にいる臣がプーっと吹き出した。
「なんだてめぇ…ふざけた面つけやがって」
男が振り向いて凄むと、より高いトーンで隆二が答えた。
「正義の味方だ‼️」
臣は腹を抱えて笑っている。
「なんだと⁉︎やんのかこら!」
隆二は、男が拳を振り上げようとするのを逆手に取り捻り上げた。
「いてててて‼️離せっ…てめぇ‼︎」
「こ…こら!オメェら見てねぇで、このふざけた野郎を羽交い締めにしろ‼️」
仲間の男たちに助けを求めた。
「図体のわりには肝のちいせぇ男だな」
男の耳元で隆二が低く囁いた。
「…⁉︎」
「いい加減にしとかねぇと、ただじゃおかねぇぞ」
「…あれ?この匂いどこかで…」
つづく
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2018.08.22 20:15
2018.08.22 14:54
2018.08.22 08:28