『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI25 三代目妄想劇場ショートストーリー
しばらく考え込んでいた臣がSWAYに尋ねた。
「元気かどうか…わかるかな?」
無事を願う一心から絞り出したような臣の言葉に、SWAYも突き動かされた。
「やってみるね」
SWAYは静かに目を瞑り、再び集中し始めた。
ずっと右に回っていたペンジュラムがゆっくり止まり、逆方向に回り始めた。
SWAY「左に…回った」
臣「なに?どうしたの?」
言葉にするのを躊躇しているかのように、
SWAYの表情が曇った。
臣「SWAY?俺なら大丈夫だから教えてくれ」
SWAY「…生命反応が…ない」
愕然として、臣の表情がみるみる青ざめた。
SWAY「…いや、寝ているのかもしれないし、はっきりしたことは…」
SWAYは言葉に詰まり、一同が臣にかける言葉を見失ったその時だった。
いきなりリビングのドアが開いた。
つづく
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2018.08.16 04:29
2018.08.16 04:27
2018.08.16 03:55