三代目❤夢小説 『NAOTO編33』
「自分にとって大切な人なら、慈しんで優しく包み込んで、どうやったらこの女性を幸せにできるかっていつも最優先で考えるのが本当の愛だよ」
まりあの瞳からポロポロと涙がこぼれ落ちた。
直人は白いハンカチを出し、まりあにそっと渡した。
「俺なら好きな女性をこんな風に泣かせたりはしない」
「直人さん…」
「直人さんのような人と愛し合う女性は…とても幸せですね…」
「泣かせちゃってゴメンね」
「せっかくのメイクが台無しだ…」
周りの目を気遣いながら、直人はまりあの肩を優しく抱いた。
つづく
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