三代目❤夢小説 『NAOTO編30』
直人は雨の中へ飛び出し、大きめにひと声かけた。
「まりあせんせーい!!!」
「ごめーん!まだ用事があった!」
ビクッと碧が立ち止まり、フードを目深に被って路地に入っていった。
「直人さん…どうしたんですか?」
直人は走ってまりあが指していた傘の中に入ると、優しい笑顔を向けた。
「喉乾いちゃって…」
「良かったらそこのスタバでお茶しない?」
「直人さん…」
傘を持ってカフェの方へとまりあを導く。
「後ろ振り返らなくていいから」
「はい…」
「彼、すごくタイミングよく登場するよね」
「あ…その、GPSですぐに私の居場所がわかるので」
「GPSって…碧先生だよね?彼なんなの?目が怖いんだけど」
「碧先生は私の…」
「婚約者です」
つづく
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2018.08.06 04:34
2018.08.06 01:38
2018.08.06 00:01