三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛⑦
二人で肩を並べ、必死になって金魚をすくう。
「下手っぴ!もう端っこ穴開いてんじゃん」
「るせーな!ここからが腕の見せ所なんだよ!」
隆二が手早く何匹も小さな金魚を取っているのとは対照的に、臣はポイを水に沈め黒い出目金を追っかけている。
「ぜってーそんなやり方してたら破れるって」
「ほっとけ!出目金取ったら二匹分でカウントだかんな」
「え?待ってよ!いつ、そんなルール決めたんだよ」
「今だよ!」
「きったねー!」
隆二が手を止めて臣を見ると、しゃがんで足を思いっきり開いてるので、
浴衣のすそが大きくはだけている。
「臣の臣くん顔出すぞ!」
「は⁉︎出すわけねーだろ!」
「そっか!今、フニャってるもんね♫」
カッと赤い顔になり、臣が立ち上がった。
手には完全に破れたポイを持っている。
「破れてんじゃん!はい♫俺の勝ちー!」
臣はなにも答えず、すぐ隣に座っている女性を見た。
胸元が大きく開いたワンピースを着ている。
隆二は一気に不機嫌になった。
コイツ…
どこ見てんだよ?
つづく
8コメント
2018.08.04 05:18
2018.08.04 05:07
2018.08.04 03:30