『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI⑱ 三代目妄想劇場ショートストーリー
ふと顔を上げると、暗い空間に一人ぼっちになっていた。
そうだ…
たっくん、行方がわからなくて…
まだ見つかってないんだ。
今のは…夢だ。
悪い夢…
…誰か
たっくんを連れて帰って…
臣も…
俺にはどっちも大切な存在なんだ。
俺から…奪わないでくれ…
いつ光が差すともわからない
暗い海の底に一人でいる感覚…
…その時
顔を覆った俺の手に
ふわりと触れるものがあった。
「隆二さん?」
顔を上げるとそこには
前に夢で見た
成長した姿の乃愛が立っていた。
つづく
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2018.08.04 03:34
2018.08.04 03:07
2018.08.04 01:52