ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 8-①
翌日の深夜に帰ってきたRYUJIから、
隆二や恭介の様子を詳しく聞かされた臣は、悟りを得た様な表情をしている。
「で、BOSSが入院中ってことで、しばらく昼間のmissionもねぇそーだ」
「そっか」
「ずっと一緒にいれっぞ」
「うん…」
「どーする?おっ始めるか?臣」
「いや、行きたい所があるんだ」
「どこだ?」
「ん?サッカー見に行きたい」
「ロシアか?」
「うん」
「俺も一緒に行っていいのか?」
「あたりまえだろ」
「RYUJIって面白いね、そこは強引についていく…じゃないんだ」
「お前が一人になりてぇ…って時に、無理矢理くっついていって、嫌われたくねぇからな」
「そんなに俺に惚れてんの?」
「何回も言わせんじゃねーよ」
「聞きたいんだ、RYUJIどれくらい?」
「ん?フィルター無しの煙草をスパッとやめれるくれぇかな?」
「…どこが好き?」
RYUJIは臣の顔にタッチして言う。
「時々見せる憂いを秘めた横顔が堪んねぇ」
「その憂いの元がアイツだったとしてもな」
to be continued…
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2018.06.27 13:38
2018.06.27 13:35
2018.06.27 11:42