三代目❤️夢小説(臣隆編)3
「へぇ…可愛いな、これ」
「でしょ!気に入った?」
「え?俺にくれんの」
「いいよ、あげる」
「さんきゅ」
「臣どっちがいい?」
「え?無理…選べないよ」
「ん…じゃあ俺が決めてやる」
「ん」
「こっちのリングよく見てみ」
「泣いてるな」
「俺は臣にしか見えない」
「ほら、ホクロの場所、おんなじだろ?」
隆二は人差し指で俺のトレードマークに触れた。
「隆二…」
「俺はこっちの臣バージョンで」
「じゃ、俺は笑ってるやつか」
「ん…仕事で忙しくて会えない時は、このリングを見て俺だと思って」
「ふふ…」
「俺はこのリング眺めて、臣寂しくて泣いてんじゃないかな?…って思ってるから」
「…泣くもんか」
俺はゆっくり目を伏せながら隆二に近づいた。
隆二は俺の唇に目線を下げてから、静かに目を閉じた。
二ヶ月ぶりの甘いキスは、会えなかった時間の心の隙間を、瞬時に埋め尽くした。
髭の感触も…
柔らかな唇も…
全てが愛おしい
つづく
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2018.06.25 07:18
2018.06.25 07:16
2018.06.25 04:22