三代目❤夢小説 『NAOTO編19』
「あ、はぁーい!どうぞ」
まりあは慌ててスケッチブックを伏せてトートバッグの中に入れた。
直人がすまなさそうな表情で入ってきた。
「待たせちゃってごめんね!」
「そこで偶然AKIRAさんに会ってね」
「そうだったんですか」
「急に声かけられたからびっくりしちゃったよ」
直人はテーブルの上にiPadとiPhoneを置いた。
「直人さん、荷物それだけですか?」
「うん、オフは出来るだけ身軽でいたいんだ」
「意外…」
「ん?」
「お洒落なバッグとか持ってるイメージが」
「そう?」
「で、まりあちゃん!今トートに入れたものなぁに?」
「え?見えてたんですか?」
「ふふっ♫よかったら見せて」
直人はカフェに入って早々に、スタッフに尋ねていた。
「彼女待ちくたびれてる?」
「お飲み物をお持ちした時は、楽しげにイラスト描かれてましたよ」
つづく
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