『W旦那+(プラス)』 the "no" phase22 三代目妄想劇場ショートストーリー
「りゅうじぃ~?帰ったかぁ?手ぇ貸して!」
バスルームから臣の声が聞こえた。
「どした?」
「お風呂で寝ちゃって大変だよ💦💦」
隆二はバスルームのドアを開けて中を覗いた。
隆臣は臣の腕の中でくたっとしている。
「いっぱい遊んで疲れたんだろね」
大きめのモコモコバスタオルで隆臣を受けとる。
「たっくん、ご飯食べないの?」
「イチゴもあるのに…」
「ダメだ、ふにゃふにゃしてる」
「こりゃ朝まで起きないぞ」
臣もサッと風呂から上がり、二人で手分けして隆臣にパジャマを着せ、髪を乾かした。
「お茶だけでも飲ませておきたいんだけど…」
「自力では飲めそうにないな 笑」
「仕方ないね」
隆二はなんだか嬉しそうにキッチンへ行き、隆臣が1歳の時に使っていた哺乳瓶にお茶を入れて持ってきた。
「え?マジか…言ってる間にもう3歳だぞ」
「仕方ねぇじゃん、汗いっぱいかいてたでしょ?」
「うわ…なんか楽しそうだな、隆二」
つづく
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2018.06.21 12:11
2018.06.21 10:53
2018.06.21 10:51