『W旦那+(プラス)』 the "no" phase⑱ 三代目妄想劇場ショートストーリー
臣が隆臣の遊び道具を全て提げて、帰る準備が整った。
健二郎「臣ちゃんのそういう格好って、結構レアやな」
臣「ファンとすれ違わないことを祈るよ 笑」
臣「じゃあ隆臣、健ちゃんにサヨナラして」
隆臣「んー…やら😖💦」
健二郎「今日はやけに嫌がるなぁ…」
臣「たくさん遊んでもらって楽しかったんだろ、な?隆臣」
隆臣「ぷー…😡」
健二郎「ありゃ、またプーさんになっとるで 笑」
臣が隆臣の頭を撫でる。
臣「隆臣、健ちゃんにありがとは?」
隆臣「はぁーい…」
隆臣「けんちゃん…ありがと」
健二郎「どーいたしまして 笑」
隆臣「おとーしゃん!だっこちて」
臣「抱っこか?よし、おいで」
臣が隆臣を抱き上げると、隆臣は健二郎を手招きした。
健二郎「たっくん、どないしたんや?」
隆臣「けんちゃん!もっとこっちぃ!」
健二郎「ん?なんや?」
隆臣は臣の腕から身を乗り出して、近くに来た健二郎のほっぺにチュっとした。
「けんちゃん、しゅきぃ♡」
「…たっくん」
「けんちゃーん‼︎バイバーイ」
臣と隆臣に公園の入り口で見送られ、健二郎は手を振りながら思った。
(あー…可愛い!俺も子供欲しいなぁ)
(いや、しばらくはたっくんがいれば充分満足や)
初秋の心地良い風が、健二郎の髪を揺らして吹き抜けていった。
つづく
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2018.06.13 06:29
2018.06.13 03:59
2018.06.13 01:01