三代目❤夢小説 『NAOTO編8』
真っ白な大皿に3種類のパスタとサラダが盛られたランチSETがテーブルに置かれた。
「うわ…可愛い一口サイズのパスタですか?」
「サラダがメインのランチSET。カフェのパスタだなんて侮れない美味さだよ」
「サラダ大好きなんで嬉しいな」
「良かった!じゃ食べよっか」
せっかく美味しそうなランチを目の前にして、緊張して食べれないなんて…つまんない。
まりあは小さな口を目一杯開けて、パスタを頬張った。
「んー!美味しーい♪」
「おーっ!いい食べっぷりだ 笑」
まりあは唇についたパスタソースを拭きながら尋ねた。
「直人さん、お願いって?」
「うん!今度ね。SEVENでキッズアイテムをプロデュースしようって思ってね」
「ホントに!?凄ーい!」
「現役で子供たちに接しているまりあちゃんなら、親が着せたいアイテムじゃなくて、
子供たちが着たい物がわかるんじゃないかってね」
「たいしてお役に立てるかどうか…」
「保育園で日々感じていること、例えば上着にこういう機能があったらいいのに…とか、子供達の個性を引き出すデザインとか、何でもいいんだ」
「簡単なメモ書きでいいので、集めておいてくれたら嬉しいな」
「子供達って、凄い勢いで変化していくので、もし実際に商品化されても、
間に合うかどーか…」
「うん、例えば今の2歳児のニーズに合わせて商品化して世に出た時に、もうその子供達は成長していて間に合わなかったとしても…」
「また新たに次の2歳児達が待っている。だから間に合わなくはないんだよ」
「…そっか、そうですね。なんか素敵です」
「お互いのスケジュールが合う時に、またショップまで来てくれるかな?」
「あ、はい!連絡はどうすればいいですか?」
「ん、じゃあLINEで」
「ふるふるしますか?」
「オケ♫待ってね…」
お互いのスマホを近づけていると、ドアをノックする音がした。
つづく
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