『W旦那+(プラス)』番外編⑨ 三代目妄想劇場
自分を包んでいる臣の腕を持ち、隆二が言った。
「臣…大人気ない」
「ん、自分でもそう思ってた」
「相手はbebyだよ」
「相手が乃愛でも…」
「嫉妬するくらい愛してるんだから、しょーがねぇじゃん…」
臣が隆二の首に唇をあてた。
臣の熱い吐息がかかる…
「ここじゃ…ダメだよ」
「ベッド行こっか?」
「風呂入ってからね」
「おあずけか…」
「起きて待ってるから」
臣が更に強く隆二を抱きしめた。
「風呂上がったら呼びに来るから、子供たち見ててね」
「ん…隆二」
臣が後ろから唇を重ねようとした。
乃愛「…るーたんのお嫁たん…」
乃愛がハッキリと聞き取れる声で寝言を言った。
臣がピタッと止まった。
「やっぱり変だよ、臣」
そう言って隆二から臣に軽くキスをした。
「愛してるって何度言えば安心する?」
「言わなくても、知ってるよ」
臣の方から、隆二の唇を塞いだ。
誰にもやらない…
ずっと側にいろ…
愛してる…
繋がった唇から、臣の思いが伝わってくる気がした…
臣…
俺だって、お前が思ってる以上に…
愛してるよ…
つづく
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2018.04.04 02:15
2018.04.04 02:14
2018.04.03 23:32