『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編「三日遅れの七夕⑩」

臣「お前!?その目…どうした?」




隆二「なにが?」




ぐらりと臣が前のめりになりかけた。




隆二「うわ!臣こそどうした⁉️あれくらいの酒で酔ったのかよ?」




支えようとした隆二は、そのまま臣を抱きしめた。




臣「…ちょっと目眩がしただけさ。それよりお前の目だよ」




隆二「俺の目が何?」




間近に隆二の顔がある。




目は?




怪しい色ではなく、いつもの隆二の瞳だった。




臣「っかしーな…やっぱちょっと酔ったかな?俺…」




隆二「よしよし。俺がずっと支えてるから、大丈夫だよ」




臣を引き寄せ密着し、その大きくて柔らかい背中を、まるでBABYをあやす様に撫でた。




臣「あ~、錯覚で良かった…」




隆二「なんならこのままベッド・インしよっか?」




臣「マジ?なんか久しぶりで照れる」




隆二「臣らしくもない 笑」




隆二「ん、肩貸してやるから、寝室までゆっくり行こ」




臣「ん…」




真横で臣が口を尖らせキスをせがむ。




隆二「寝室までの数分も待てないの?仕方ない旦那だね 笑」




隆二が臣の唇に吸い寄せられるように触れようとした時、ベランダの窓が勢いよく開いた。




つづく




*️⃣超不定期更新にお付き合い下さり、
いつもありがとうございます。

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