『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編「三日遅れの七夕⑨」
隆二「三代目キッズ、ラストは理太だね。リーリーは臣推しだから満月の色…ほら、当たり!俺、凄くない?」
臣「マジで、スゲェ 笑」
隆二「リーリーの願い事は…三代目のライブに行って、楽屋裏で健ちゃんにチョコレートもらって、臣にアーンしてもらいたいんだって」
臣「理太がそこまで語るとは思えない。廉、盛ったな 笑」
隆二「だろうね。そして当の本人、廉の願い事は…どれだろ?この怪しい紫色のやつかな❓」
隆二は上の方でゆらゆらしている紫ともグレーともつかない、不思議な色の和紙を手にした。
瞬間、風が舞った。
「うわ…!」
風に揺れた和紙は隆二の右目を掠めた。
臣がすぐに反応して席から立った。
臣「どうした❓目に入ったのか❓見せてみ」
隆二の顎をクイッと上げて顔を近づけた。
隆二「ううん。へーきへーき。和紙の繊維が掠めただけ。目には入ってないよ」
臣「目ぇ開けてみせて」
隆二「…ったく、心配性なんだから、臣は…」
ゆっくり開いた右目は、和紙と同じ怪しい色に光った。
つづく
*️⃣超不定期更新にお付き合い下さり、
いつもありがとうございます。
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