『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編「三日遅れの七夕⑥」
代わりに隆二はこう言葉に変えた。
隆二「どっちの臣も愛してるよ」
臣「…そこ過去形じゃないんだ」
隆二「そうだね。自分でも今ビックリしたよ」
臣「じゃあ俺と、今は存在しない“もう一人の俺”からも礼を言うよ」
臣の方から軽く唇を合わせた。
臣「愛してくれて…ありがとな」
隆二「臣…」
臣「あ、鳩が豆鉄砲を食らった様な顔してる!面白れーな」
隆二「今の、も一回…」
臣「ん?chu♡」
隆二「ん♡…ふふふ」
臣「最近チューの回数も減ってるもんな」
隆二「家中のそこいらでキスしてると、たっくんからツッコミ入るもん。
あー!まぁたパーパとおとうしゃんチューしてるぅ!…って笑」
臣「隆臣はそう言って喜んでるけど、お前がこっぱずかしくなってきたんだろ?だから最近回数が減ってきた」
隆二「だってさ。今や二児のパパだぞ。りおも側にいるし、乃愛や理太や陽翔くんも遊びに来る機会が増えたしさ。BABYたちの前で頻繁にイチャイチャできねぇって」
臣「今だって近くのマンションの屋上にパパラッチが居て、俺達の決定的瞬間を狙ってるかもしんねぇもんな。chu♡」
隆二「そう言いつつチューすんの?」
臣「うん♡ほら、も一回…」
隆二「んchu♡…変な気分になってきた。なぁ、ベッドに移動しない?」
臣「子供たちの願い事見ねぇの?」
隆二「そうだよ!肝心なの、ぶっ飛ぶとこだった…」
臣「ほんと、お前って面白いな」
つづく
*️⃣超不定期更新にお付き合い下さり、いつもありがとうございます。
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