三代目❤夢小説 『直己編①』

あの人との出逢いは偶然だった…




「足…どうかされましたか?」



浴衣を着流した長身の男性が私に声をかけた



京都・太秦の竹林



役者さんかしら?



「鼻緒が切れて…足を挫いたようです」



私は笹の葉模様の浴衣を着ている



「お近くにお住まいですか?」



その男性は、切れ長の目で私を見た



「ええ…この竹林を抜けた所です」



「お送りしましょう」



そう言って彼は私に軽く微笑みかけた。



目の奥に優しい光が見えた…





つづく




夢小説です。
ヒロインに名前はありません。
ヒロインになった気分で読んでみて下さい。


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