『孤独②』(続•臣隆妄想劇場119)ショートバージョン

真夜中…




ベッドルームに入ってくる人影があった。




そっと布団をめくると、隆二が誰かに抱きついて眠っている。




(え⁉︎誰…男?)




慌ててスタンドライトをつけてみる。




長いソファークッションの先端に、
あのウサギのお面が縛りつけてあって、




隆二はクッションを抱きしめ、お面に顔をひっつけて眠っている。




臣「ひっ!…ウサギ⁉︎」




思わず声に出してしまう。




隆二「ムニャ……臣のバカタレ…」




寝言を言ってる隆二の目元を見ると、
薄く涙の跡が見える。




「隆二?誰と浮気してんの?」




隆二の頬をツンツンして、臣が小さく声を掛けた。




隆二「お……み?」




半分目を開ける。




臣の顔を見てガバッと飛び起き、
両手でこぶしを作り、振り上げた。




臣「ちょい⁉︎…待った!殴るつもり?」




隆二の両手首を握って制止する。




「どこ行ってたんだよ‼︎5日も外泊して!」




「ちょっと野暮用で…」




カチン💢





「野暮用ってなんだよ‼︎まさか浮気してたんじゃ…」




「浮気っつうなら…お前だって」




臣はウサギのお面に視線を落とす。




「浮気するなら、せめて生身の人間と…」




「茶化してんじゃねーよ‼︎俺と別れたいんならハッキリそう…」




臣は隆二の唇を塞いだ…




すぐに隆二の方から離れる。




「はぐらかそうったって、そうは…」




また臣の唇がすっぽりと隆二を包み込む。




強い力で両手首を握ったまま離してくれない。




キスをしたまま、隆二を優しくベッドに寝かせる。




少し唇を離し、




「生身の方がいいだろ?」




「……」




「そんなにキュッと力入れてないで、
リラックスしてみ…」




また隆二の唇を大きく包み込む…




久々の臣の感触…




全身の力が解(ほど)けて、泣きそうになる…





続く





14コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2018.02.01 11:05

    @natsumi-72308natsumiさん🎵初めまして😊 フォローありがとうございます🙏✨ こちらこそよろしくお願い致します🙇
  • natsumi-72308

    2018.02.01 11:03

    はじめまして🙇 臣隆を愛してやまないんです。 マヤさんのストーリーが大好きで、フォローさせて頂いてます😌💓 いつも、楽しみに待っています✨
  • マヤ

    2018.02.01 10:05

    @ありんこありんこちゃん♫こんばんは!いつも愛読してくれて本当にありがとうございます😊 🐰が増殖中笑 仕事が手につかない… どうしましょ😭 作者にはこんなに嬉しい事はありません🙏✨ 展開をお楽しみにぃ🐰🐰