『憂鬱⑦』(続•臣隆妄想劇場72)ショートバージョン
「ソロデビュー曲の時は完璧にこなしてたじゃない」
「…あの時はまだ…俺ら付き合う前だったし…」
「臣…仕事だから割り切らないと…」
「お前は?嫌じゃないの?」
「仕事だからって、他の女性と…」
「……」
「隆二?」
後ろを振り返り、臣は横顔だけ見せる。
隆二は優しい目をして臣を見つめ、
呟(つぶや)いた。
「いま、ズキっていったの聞こえた?」
「…お前」
どちらから重ねるともなく、自然に唇を合わせる二人。
キスにも色んな表情がある。
軽い挨拶だったり、激しかったり…
今日はなんだかとても切なかった。
続く
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2017.12.05 23:05
2017.12.05 22:59
2017.12.05 22:48