『憂鬱⑥』(続•臣隆妄想劇場71)ショートバージョン

「10回ともダメだった…」



臣がやっと重い口を開いた。



「キスシーン?」



「ん」



「やだったの?」



「……ん」



「お前とでなきゃ…」



隆二は臣の言葉を聞いて、胸が熱くなった。



リリックスピーカーから聞こえてくる。



泣きたいくらい  僕が君を


好きになれば  なるほど


なぜだろう  君は悲しそうだから


会いたくても  会いたいって


言えなくなってしまう


儚く降り積もる  Powder Snow




続く

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