『憂鬱③』(続•臣隆妄想劇場68)ショートバージョン

臣は自宅で好物の夕食を食べていても、見るからに元気がない。



隆二に促されて、やっと風呂に入った。



途中あまりにも静かなのでバスルームを除くと、険しい表情をして湯に浸かっている。



隆二(こりゃ手強いぞ…先に風呂入ってて良かった)



そっと扉を閉める。



隆二(叱っとくなんて、どの口が言った?)



(今日はそういうレベルじゃねぇぞ)



炬燵に座り、臣を迎える準備を整える。



風呂から上がり、スウェットの上下を着て、頭からバスタオルを被り、臣がキッチンへ向かう。



「おーみくん、お水ならこっちに用意してっから早よおいで。先に髪乾かそ」



臣「……」



隆二(うわ…返事も返ってこねーよ)



怒ってる風でもないが、無表情で臣が炬燵に入る。



隆二「ちょいちょーい!そっちじゃねーだろ?俺の前においで。いつもの定位置忘れちゃったのかな?」



ムスッとした顔で、臣が隆二と炬燵の間にドスンと座る。



隆二(返してもこねーし…さて、今日はどっちでいこうか?)



隆二「髪乾かすよ」



ドライヤーを持ち聞いてみたが、臣は返事もせず、ペットボトルの水を口に運ぶ。



隆二はドライヤーで髪を乾かしながら、



(今日のキスシーン…よっぽど嫌だったんだ…)



臣の髪を触りながら、急に愛しさが込み上げてきた。



続く

2コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2017.12.05 11:02

    @ominao1011ominaoちゃん🎵こんばんは‼ いつもありがとうございます🙏✨今回はちょっぴり切ない冬バージョン…ちょこちょこUPしますのでお楽しみに(*^^*) 現実だったらいいのにね♪ ↑怒られるやーつ(笑)
  • ominao1011

    2017.12.05 10:53

    こんばんは いつも、楽しく読ませていただいてます。ありがとうございます〜 臣くんと隆二くんのイチャイチャ振りが大好きで、現実かもなんて、二人の表情を見ながら、想像したりしてます。 今回も、どうなるのか、アップされるたびに、ドキドキです