『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(小さな憧れ30)
はぐらかす様に隆二が隆臣に尋ねた。
「そういや乃愛は大人しく眠ってるの?」
「今夜は隆二への夜襲、覚悟してたんだけどな」
「夜襲だなんて…」
「眠ってるけどねぇ」
「たぁくんがトイレから帰ったらね!乃愛がたぁくんの場所に寝てたの」
「川の字じゃなくて、大の字になってたんだ。それで隆臣の寝場所がなくなってた?」
「それもだけどね、握ってたのよ」
「ん?何を?」
「ひーしゃんの手をこうギュって握ってたの」
「えええ⁉︎そうなんだ💦」
「たぁくんが乃愛にオバケの話したからぁ」
「怖かったんでしょね」
「そーなの💦」
「お布団の上に手だけ出ててね!ギュッとよ。どう思う?結婚しゅるのかなぁ?ひーしゃんと乃愛」
「そりゃまた飛躍し過ぎだ 笑」
「おかしいよね、乃愛。パーパと結婚しゅるっていつも言ってるのに、よくわかんないよ」
「別にいいんじゃないか、お似合いだし。ライバルは少ない方がいい。乃愛の新しい恋、俺は応援するぞ」
「臣、またそんな大人気ないこと言って…」
つづく
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