『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(小さな憧れ26)
「いいよ!ほら、たっくん、ニャーにゃもおいで」
隆二がふかふかの羽毛布団を跳ね上げて招き入れる。
「やったぁ!お邪魔虫します」
「ニャン」
「りお、ねんねしてるから静かにおいで、隆臣」
「あい!ニャーにゃお先にどーじょ」
隆臣の言葉を理解しているかのように、猫が先にヒラリとベッドに着地して、すぐ隆二にくっついて丸くなった。
「お?さすがお兄ちゃんだな。レディファーストか」
「そうなの。あ、パーパ、もう布団戻していいよ」
「たっくんどうすんの?」
「まさか豪快にダイブする気じゃ…」
「りお起きちゃうでしょ?お兄ちゃんはそんな事しないのよ」
隆臣は言うや否や足元から布団の中に潜り込み、もそもそとトンネルを抜けてきた。
「ばぁ!」
「たっくん、シー🤫💦」
「そうね、シー🤫」
臣、りお、隆臣、ニャーにゃ、隆二の順で川の字が成立した。
つづく
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2022.01.22 00:58
2022.01.21 23:52