『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(小さな憧れ③)
一方のバスルームでは…
臣が小さい子供用椅子に座っている隆臣と理太の髪を同時に洗う。
二度目のシャンプーを泡立て、恒例の角を子供たちの頭に立てた。
「おとうしゃん、今日はたぁくん角2本なの?」
「おーみ‼️たいたいひとちゅ」
理太も頭に生えた角を触って、しきりに何か訴えている。
「そーだよ」
「隆臣はデビル、理太はユニコーンでどーだ‼️参ったか?」
「カッコいい❤️たぁくんちゅぎこのデビルヘアにしゅる♪」
「リーリーもぉ‼️ちゅるぅ」
「気に入ったか?だけど保育園に角生やして行ったらみんな引くからやめた方がいいな」
「そうなの?」
「リーリーもぉ?」
「理太はお家にいるから問題ないよ」
「たぁくんもこれがいいの😡」
「リトルデビルがおはようございます😈って保育園に来てみろ」
「園の前で立ってる警備員さんに入れてもらえないって」
「そっかぁ…」
「じゃあお家と公園と、それにHAPPY HALLOWEENの時にしゅる♪」
「英語の発音perfectだな、隆臣は」
「そうなの?ありがと‼️とーしゃーん」
(日本語はあんまり成長してない)
(いや、ゆっくりだけど確実に進歩してるかな)
(同い年の乃愛の成長が早すぎるんだ)
「あー‼️おとうしゃんのライブ始まったよ!」
改装したてのバスルームの壁に設置したTVに、臣の単独ライブの映像が写し出された。
「きゃあ🎵おーみ‼️」
「リーリーも見たいって‼️髪シャワーしてくらしゃい‼️」
「わかったわかった💦」
「なるはやで、よろ✋」
「おーみ、パーパよろ🎵」
(なるはやでだって。どこで覚えたんだろ?)
(そのうち"お尻"とか"◯◯◯"とか連呼して、大人を困らせるんだろうな 笑)
「おとうしゃん、早くぅ‼️full moonよ‼️もうとーしゃん出てくるのよ💦」
(セトリ完璧に入ってるな 笑)
「おーし‼️チビ共、耳押さえて目ぇつぶれ♪」
「はぁい🙋🙋」
つづく
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