『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生70)
「剛典さん、りおちゃんは私が…」
理愛はりおを受け取ろうと手を伸ばしたが、剛典はそれを制した。
「長旅で疲れたろ?理愛は座ってて」
今度は廉が手を伸ばしてきた。
「岩田さん、僕がやります」
「いや、廉も女の子のベビーは初めてだろ?」
「はぁ…」
「今日は俺に任せて」
剛典は片手を上げて、レストランのスタッフを呼んだ。
「あの、ここベビーシートってあります?」
「はい、ございます。ご案内致します」
臣が剛典の肩を掴んだ。
「がんちゃん、あのさ…」
「女の子だからって恥ずかしがってる場合じゃないですよ!」
「は、恥ずかしがってなんか…」
「明日からはお願いしますね!臣さん、隆二さん」
剛典は理愛から手渡されたベビー用のバッグを肩に引っ掛け、
りおをあやしながら、奥の化粧室に消えていった。
「たぁくんもお手伝いしゅるの‼︎待ってぇ!乃愛のパーパ!」
隆臣が走ってその後に続いた。
つづく
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2020.10.04 04:48
2020.10.04 04:38
2020.09.23 23:49