『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生69)
「空よりも広くて、海よりも深いご恩があるお二人なの…」
「剛典さんはわかってくれるって、信じてる…」
「理愛…」
「そうだね…君の言う通りだね」
「理愛…」
臣が堪らず声に出した。
隆二も続いた。
「理愛ちゃん、そこまで俺たちのことを思って…」
「ぎゃ〜〜〜‼︎」
火がついたように、りおが泣き始めた。
「えっ?…急にどうしたの💦」
隆二がベビーカーを覗き込んであたふたしている。
「たぁくん、なんもしてないよ💦」
「オムツですね、きっと」
廉が冷静に答えた。
「ええーっ!どうしよう💦臣!頼んだ‼︎」
「え⁉️何で俺に振るの❓女の子だろ?…弱ったな💦」
すると、理愛の額に軽くキスをしてから、自分の涙を手の甲で拭って、
剛典がベビーカーの側に寄ってきた。
「なに恥ずかしがってんですか?お二人のBabyでしょ?」
「は⁉️ひょっとしてこの事がんちゃん知ってたの❓」
「ええ、理愛からメールがきて」
「何でもっと早く教えてくんないの?心の準備が…」
「隆二さんまで…」
「…もう!仕方ないなぁ」
剛典は慣れた手つきでりおを抱き上げた。
「ぎゃ〜〜ん💦」
「よしよし、すぐにオムツ綺麗にしてあげるからね」
ギャン泣きしていたりおがピタッと泣きやみ、大きな目を見開いて剛典を見た。
「うーわ!可愛い‼︎臣さんそっくり」
つづく
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2020.09.20 00:06
2020.09.19 22:44