『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生66)
「りおちゃん、今なんて言ったんですか?」
廉が尋ねると、理愛が声を上げて優雅に笑い始めた。
「パピンが隆二さん、ミプンが広臣さん」
「…最後のひゃっくはシャックリです」
「まるで宇宙語ですね!シャックリはいつも?」
「ミルクの後はいつも」
まだ、りおに触れようともしない二人のパパ。
隆臣は更にりおに顔を近づけて、嬉しそうに尋ねた。
「りーお!」
「パーパがパピンで、おとうしゃんがミプンでしょ?」
りおは大きな二重の瞳をクリクリと動かして、隆臣を見ている。
「じゃあお兄ちゃんはなんて言うの?」
りおはすぐに反応して言った。
「ぷーちゃん」
「えー⁉️ぷーちゃんじゃないでしょ?たぁくんよ!りお」
「ぷー」
「そうなの?どしてぇ💦」
「ぷーちゃん、ひゃっく…」
「理愛‼︎」
大きな声に驚いて、またりおが固まってしまった。
一同が振り向くと、レストランの自動ドアが開いて剛典が走り込んできた。
つづく
4コメント
2020.09.14 08:42
2020.09.14 08:40
2020.09.14 07:05