『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生65)
「俺達の第二子って…」
やっと口を開いた臣に、隆二も続く。
「あの時の…」
「そうです」
「お二人の遺伝子を受け継いだ女の子です」
「そうなんだ」
「名前は誰が決めたの?」
答えたのは隆臣だ。
「うーんとね!健ちゃんがちゅけてねぇ、たぁくんがそれにしゅるって決めたのよ」
「はぁ…」
「何が何だか…」
まだ理解出来ずにいる二人のパパをよそに、
隆臣はりおに顔を近づけて嬉しそうに言った。
「ゲジゲジだけどぉ、女の子なのね!良かった♪」
りおの髪を優しく撫でた。
りおはプンっとしてベビーカーの外に薄ピンク色の小さな足を放り出し、くるりと辺りを見渡してから二人のパパを見つけた。
「あー‼️」
大きな目をまんまるにして、笑顔がこぼれた。
「パピン‼️ミプン‼️ひゃっく…」
最後に放った「ひゃっく」に自分でもびっくりしたようで、両手でグッとこぶしを握ってそのまま固まってしまった。
つづく
隆二くんが言った「あの時の…」はこちらのストーリーです。↓↓↓
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2コメント
2020.09.12 12:58
2020.09.12 06:30