『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生59)
「もう、そこは掘り下げんな…」
今度は隆二からキスをして、臣のYシャツのボタンを外した。
「俺だけ裸で寒いよ」
「…ゾンビが立ち位置に戻ってくんぞ」
「追っ払ったのどこのどいつだよ」
「…臣、早く来てよ」
臣の指が隆二の胸に触れた。
「ん…」
「…後で廉に謝っとけよ」
「そういう所は筋を通すね、臣は…」
隆二の胸をザラザラとした舌が這った。
「あっ…ああ…」
「そのお前の表情…」
「何かに取り憑かれているとしか思えない」
「…いや?」
「いっそう燃えるな…」
「…後ろ向けよ」
「立ったまま、やんの?」
「ゾンビが入ってきたら、速攻で逃げれるだろ」
隆二は臣のスラックスを下げた。
「後ろ向けって」
隆二のチャックを下ろす手ももどかしく、二人は荒い息を吐きながら裸になり抱き合った。
「後ろ…」
「まだダメ…」
いつもとは真逆だ。
臣は散々に口の中を攻められた。
「ああ…堪んない…」
唇を少し離して、隆二が妖しく笑った。
「取り憑かれてる俺は、どう?」
「…悪くないな」
つづく
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