『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生④)
「嬉しいな」
「男性ファン、大歓迎だよ」
「ああ 、はい」
「がんちゃん家でもよく乃愛と一緒に、ライブのDVD見てくれてたんだってね」
「よくご存知ですね」
「うん、臣から聞いたよ」
「そうですか」
「う~さぶ💦今夜は冷えるね」
「廉くん、アルコールはいける口?」
「少しなら」
「じゃあ、ちょっとだけ付き合ってよ」
隆二はストッカーからワインを取り出した。
「ホットワインなんて、普段あんまり飲まないけどね」
「あ、僕も手伝います」
「いいから、早く髪乾かしておいで」
「じゃあドライヤーお借りします」
「どーぞ」
髪を乾かし終えた廉がリビングを覗くと、
テーブルの上には簡単なおつまみと、ワインがセッティングされていた。
隆二はリモコン片手に笑顔で録画を見ている。
「どうぞ。こっち座って」
「いただきます」
「暖房MAXにしたから、暑かったら言ってね」
確かに少し汗ばむくらいに、部屋の中は春の暖かさになっている。
「これ、楽し~い」
「あ、それって」
「そう、廉くんも見てくれた?」
「この前、男性ファンばっか集めてステージやった時の」
「もちろん、見ました」
「男性ファンのノリって楽しいね」
「また機会があったらやりたいな」
「みんな三代目が大好きなんですね」
「廉くんは俺推し?」
「そうです」
「二番は?」
「いません」
「おー‼️そんなに?」
「メンバーみんなだけど、臣もカッコいいでしょ?」
「臣さんは歌も上手いし、素敵だと思います」
「でしょ?あの横顔な 笑」
「でも…」
「ん?」
「なんか俺、臣さんに嫉妬します」
つづく
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