『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 スピンオフ(初めてのチュー⑭)
「たっくんお注射平気なの?痛くなかった?」
「じぇーんじぇん、へーきよ」
「少しは腫れるかもしれませんから、様子は見てて下さいね」
「わかりました。ありがとうございます」
イケメンパパ二人と坊やが診察室を出ていく。
私も受付に戻った。
待合室で坊やが金髪のパパに話しかけてる。
「パーパもダチョウさんしゅるの?」
「たっくん、パーパのこと怒ってないの?」
「どしてぇ?怒ってないない✋」
「良かった…」
「おいで!たっくん」
「あい」
ベレー帽のお父さんから金髪のパパに坊やが託された。
「んちゅ♡」
「どーせ待ち時間もチューばっかしてたんだろ」
「おみが来るまで大騒ぎだったんだからね」
「そーなの?」
「てか、受付のお姉さんとチューするまでが正しいかな」
「あのお姉さん、ZIPのお天気お姉さんに似てるね」
「おみもそう思った?」
「しょーなのよ」
「えー!?たっくんもそう思ってたの💦」
「健ちゃんのテレビのおねーしゃんよ」
ジップのお天気お姉さん?
TV見ないから、わからないな。
「そういえば似てるわね」
橘さんが隣で私の顔をしげしげと見ている。
「さて、仕事仕事💦」
「とさかたかおみくーん」
「あーい✋」
坊や、すっかり機嫌もなおってる。
つづく
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2019.12.17 22:44
2019.12.17 14:08