『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 スピンオフ(初めてのチュー⑨)
「たかおみくん、もうお注射の準備できてますよ」
看護師さんが口走っちゃった。
もうすぐにバレちゃうことだけど。
「おちゅうしゃ?センセーとおチューじゃないの?」
あーあ…お父さん、上手く言い含めてここまで連れて来たんだろな。
今、どんな顔してるだろう。
「パーパ‼️イケメンしぇんせーとおチューにきたんでちょ?たぁくん帰るね😡」
坊や、興奮して言葉が凄いことになってる。
一人で帰るって言ってる。
「あのね、たっくん💦パーパのお話聞いて!」
「やーら、たぁくん帰るの‼️パーパがおチューしゅれば😡」
「パーパもするからね💦お願いだからパパの目を見て💦」
「なぁに😡」
「たっくん頬っぺがこんなに真っ赤っかで、ぷくぷくしてて健康そのものだからね」
「バイキンマンに狙われてるんだって」
「しょーなの?」
「だからね。バイ菌がお口から入ってくる前にお注射しとけば、それをやっつけることができるんだよ」
「ホントにぃ?」
坊や疑ってる。
「たかおみくん、パパの言う通りだよ」
先生がフォローに入った。
「今年のバイ菌は強くておっかないんだよ」
「ふーん」
坊やちょっと落ち着いてきたかな。
「ちょっとチクってするだけだからね。頑張ってお注射できるかな?」
「きゃぁあ‼️そんなのおチューしゅるの?」
もしかして生まれて初めて注射器見たのかも。
「そ…そーだね💦」
「どこに?」
「腕に」
「やーら💦こわーい💦」
「たしゅけて!とーちゃん‼️😭」
つづく
13コメント
2019.12.10 01:42
2019.12.10 00:53
2019.12.09 17:49