三代目❤夢小説 『NAOTO編139』
全裸で絡み合う二人。
まりあは涙が止まらない。
「ねぇ…あれ着けなきゃ」
「嫌っ…そのままでいい」
「子供授かったらどうする?」
「いい…」
「そっか…俺の子供、欲しいって言ったね」
そこからは夢中でよく覚えていない。
愛撫の途中で、かすかに漏れ聞こえる直人の声。
愛する人のその声を聞いてるだけで満足だった。
まりあの涙が乾いた頃合いをみて、直人が耳元で囁いた。
「ホントにいいの?」
「ん…」
直人が優しく挿入する。
その動きに合わせて、まりあが甘く喘ぐ。
直人とひとつになれた喜びは、初めて感じた痛みさえも打ち消した。
このまま…
繋がったままでいたい…
まりあは心からそう願った。
それが脆く壊れやすい幸せだったとしても…
そう願わずにはいられなかった。
つづく
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