『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛44)
臣達が待ち合わせ場所に到着してすぐに、階段の下に倒れている理愛の姿が見えた。
「あーちゃんら!!」
「理愛!?」
「理愛ちゃんどうした!?」
三人が駆け寄った。
隆臣が階段の上を指差した。
「あー‼️おばしゃーんよ」
女は呆然と立ち尽くしている。
「あのおばちゃんがドンってしたのよ」
近くで見ていた幼児が隆臣に伝えた。
「お前…ふざけんな‼️」
理愛を隆二に任せ、臣が女の元に駆け上がり、その腕を掴んだ。
「あの女が…女の目が怖くて…」
「なに!?」
「はずみだったのよ‼️信じて!臣…私は悪くないわ!!」
臣が舌打ちしてiPhoneを取り出した。
「警察…」
「臣っ!!先に救急車呼んで‼️」
隆二の呼び掛けにハッとした。
「わかった」
「お待ち下さい!」
どこからともなく理愛の母星の医療スタッフが走ってやって来た。
「あなた達…もう帰ったはずじゃ」
一人は隆二が抱えている理愛の脈をとり、
もう一人は全身をくまなくチェックしている。
「たった今、異常なシグナルを感知しましたので、急ぎ引き返してきました」
「シグナル?」
「理愛さんから発信されたようです」
つづく
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2019.09.12 04:39
2019.09.12 04:32
2019.09.12 03:28