『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛37)
「ごちそうしゃまでした」
隆臣は行儀よく両手を前で合わせて目を閉じた。
「パンマン旨かったか?」
「あい✋とーしゃん、抱っこぉ」
「おいで」
ベンチに座ったまま、臣が隆臣を抱きしめた。
「甘えん坊たっくん」
「パーパも抱っこしてほちぃの?」
「パーパはいいよ」
「いっぱい抱っこされたから、もういいんだって」
「しょーなの?らぶらぶね♪」
「臣💦ハズいから暴露すんな💦」
「パーパのお顔赤いね!とーしゃん」
「すぐに照れるからな」
「あーちゃん見てぇ!!ホワイなのよ」
「ホワイ?…ああ、ホワイトね 笑」
隆臣に誉められた理愛は、透き通るような白い肌を桜色に染めた。
「きっと隆臣にとって理愛は理想の女性なんだろね」
「誉めすぎですよ、広臣さん…」
「あーちゃん可愛いね!とーしゃん」
「ん、そうだね」
今度は隆二が悪ガキのような表情になって、
隆臣の耳元で囁いた。
「たっくん、臣のこと"父ちゃん"って言ってごらん」
「変な呼び方教えんなよ💦父ちゃんはやめて」
隆臣は臣の腕の中から隆二の方へ身を乗り出して興味津々だ。
「もいっかい言って、パーパ」
「と・う・ち・ゃ・ん」
「とーちゃん✋」
「お父ちゃん」
「おとーしゃん✋」
「そっちのがいい!父ちゃんはマジやめて 笑」
「そーなの?おとーしゃん」
「ん~❤️坊主スキスキ💕」
臣が隆臣にスリスリした。
「きゃはは♪」
「…臣のいない時に特訓するか」
「やめろ💦まだ父ちゃんって呼ばれる歳じゃないって」
「あー❗見てみて‼️アンパンマン号がきたよ♪あれに乗るのよ」
アンパンマンの顔をした大きな乗り物がやって来た。
つづく
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2019.08.27 06:48
2019.08.27 03:52